コーヒーの美味しさに魅了されて20年以上になります。生来凝り性につき名店を訪ねてみたり、焙煎に凝ってみたりと、素人なりに一通りのことはやってみました。コーヒーの世界は奥が深く、淹れ方には多数の流派、流儀があります。以下はあくまで一例として参考にして下さい。ペーパードリップは、挽いた粉自身をフィルターとして「えぐみ」を取り除き、美味しさだけを取り出すものと理解しています。温度、時間、注ぎ方が重要です。

1)お手軽コース  1パックあたりコーヒー8g以上含有のドリップパックを購入します。最近は10gのタイプも出ているようです。熱湯を注いではいけません。温度計があれば83-85度、なければ少し冷ましてから細口のケトルで湯を注ぎ20-30秒蒸らします。適量の抽出を終えたら上の泡はアクですから、これが滴下しないうちに手早くドリッパーを取り除きます。細口のケトルがなければ、アクの泡をかき回さないよう静かに注いでみて下さい。今までよりおいしく感じられたら幸いです。

2)普通コース  まずはコーヒー豆を用意します。粉はお勧めしませんが、できる限り挽きたてを手に入れましょう。高価な豆は、売れ残って鮮度が低い場合もありますのでご注意を。豆を挽くミルの選択はとても重要です。ミルサーのようなブレード式はNGです。コーン式、うす式と呼ばれる、すり潰すタイプを選んで下さい。ペーパーフィルター、ドリッパーにも種類がありますので組み合わせに注意しましょう。細口のコーヒー用ケトルを用いて少量の湯で全体を30秒ほど蒸らした後、中央の500円玉大の範囲だけに静かに83-85度の湯を数回に分けて注ぎます。新鮮なコーヒーは写真のようにハンバーグ状に膨らみます。規定量を抽出したら残りはアクですから、すぐにドリッパーを取り除きます。抽出はペーパーの縁1センチまで円を描くように湯を注ぐと言われていますが、中心の500円玉大だけに注いでみて下さい。私はこの注ぎ方を変えたことで、一気に味が良くなりました。湯温は好みもあると思いますが、高いと「噴火」といって下から空気が噴き出し濾過層を乱します。

3)こだわりコース  生豆(きまめ)といわれる緑色をしたコーヒー豆を入手するところから始めます。ネット通販で簡単に入手できます。自家焙煎にはガスレンジの上で手網を振る簡単なものから、100万円超の業務用まで幅があります。入門にお勧めなのがアウベルクラフトの焙煎キットです。自分なりに焙煎をやってみましたが、興味のある方は動画をご覧下さい(音が出ますので注意)。炒った豆は100-200g単位で冷凍し、その都度解凍して使えば鮮度が保てます。自分で焙煎してみると焙煎後2-3日で味が整い、その後急速に鮮度が落ちていくことがわかります。

まとめ ドリップ式のコーヒー抽出について書いてみましたが、私の得たポイントは以下の五つです。1)湯温は83-85度 2)湯を注いだら膨らむ鮮度の良い豆を選ぶ 3)ミルはブレード式は避ける 4)湯は中央のみ500円玉大に注ぐ  5)細口ケトルで手早く抽出する

繰り返しトライして、自分なりのコツをつかんで下さいね。